狩猟者育成について
Human resources development
自然を守る未来の狩猟者へ
— エゾ鹿と羆対策のための狩猟者育成プログラム —
「若い力が北海道の自然を守る時代へ」
北海道では、エゾ鹿や羆の増加が自然環境と人々の生活に深刻な影響を与えています。
エゾ鹿の個体数は2023年度末で73万頭を超え、1990年代と比較して約12倍以上に増加しています。
この急増により、森林が荒廃し、農業や林業への被害が拡大しています。
さらに、羆の都市部への出没が頻繁になり、農作物被害だけでなく、人々の安全も脅かされています。
私たちは、この危機に対応するため、若い世代の担い手を育成し、自然と共存しながら地域社会を守る狩猟者の数を増やし、
文化を継続していくことを目指しています。
「なぜ今、狩猟者が必要なのか?」
北海道における狩猟者の減少は、自然環境の管理を難しくしている大きな要因の一つです。
1990年代には北海道に約10万人の狩猟者がいましたが、現在は狩猟者の高齢化や若い世代の減少により、現在は約1万人前後にまで減少しています。
このままでは、野生動物の管理が十分に行えず、エゾ鹿や羆による被害は今後さらに拡大する可能性があります。
この狩猟者の減少は、単に高齢化が原因ではなく、今までのやり方では、若い世代の新しい狩猟者が育たないという課題もあります。
私たちのプログラムは、狩猟技術を若い世代に伝え、次世代の自然管理者を育てるために全く新しい内容かつ、初心者にも無理なく習得できるプログラムです。
「エゾ鹿の食害による深刻な被害」
エゾ鹿は急速に増加し、その食害によって北海道の自然環境と農業に甚大な被害をもたらしています。 具体的には、エゾ鹿が森林の草木を食い荒らすことで、年間約1,000ヘクタール以上の森林が被害を受けています。 これにより、植生が失われ、他の動植物の生息地が脅かされるだけでなく、土壌の流出や水害のリスクも高まるのです。 農業にも影響は深刻で、年間約48億円の農林業被害が報告されています。 特に、畑作物や牧草地がエゾ鹿の食害にさらされ、地域の農家にとっては大きな打撃となっています。 こうした被害は地域経済に影響を与え、持続可能な農業や林業を脅かす事態となっています。
「羆(ヒグマ)の出没が増える現実」
羆もまた、近年急速に増加しています。
特に、近年は餌不足や生息地の縮小により、都市部への出没が年間100件以上発生しており、農作物や家畜への被害が拡大。
年間の被害額は数億円規模にも達しており、人間との接触事故も懸念される状況です。
過去には山間部に限られていた羆の出没が、今では都市部や観光地にまで及び、住民や観光客の安全を脅かす重大な問題となっています。
これらの被害を防ぐためには、若く敏捷な狩猟者による早急な対応が必要不可欠です。
「私たちの狩猟者育成プログラム」
このプログラムは、エゾ鹿や羆による被害を防ぎ、自然環境を保護しながら持続可能な野生動物管理を行うために、
次世代の狩猟者を育成することを目的としています。
狩猟未経験の方でも安心して参加でき、エゾ鹿や羆に特化した実践的なスキルを学べるカリキュラムを用意しています。
●基礎からの徹底指導
銃器や罠の取り扱い、安全管理、狩猟に関する法律・倫理を一から学べます。
●フィールドでの実地訓練
猟場の探し方や、実際の狩猟場で、エゾ鹿や羆の生態を学びながら、安全で正確かつ効果的な狩猟技術を習得できます。
●地域社会との連携
様々な地域の方々と協力し、地域に根ざした狩猟活動を通じて社会貢献も行います。
●自然保護の視点
持続可能な野生動物管理を実践し、エゾ鹿や羆の適切な数を維持するための知識を深めます。
「未来の狩猟者へ — 自然と地域を守るための一歩を踏み出そう」
エゾ鹿や羆による被害の拡大は、北海道の自然環境と人々の生活を深刻に脅かしています。
この問題を解決するためには、次世代を担う若い狩猟者が必要です。
狩猟は、単なる技術の習得ではなく、自然のバランスを維持し、地域社会を守る重要な役割があります。
今こそ、あなたの力で北海道の自然と未来を守りましょう。
私たちの狩猟者育成プログラムは、あなたを次世代の自然管理者へと導きます。
今すぐ参加して、未来の狩猟者として地域社会に貢献する一歩を踏み出しましょう!